今、旬な新しいWebブラウザ【Brave】の概要と使い方を分かりやすく解説!

近年、Webブラウザの選択肢はますます多様化しています。 ChromeやFirefoxといった定番ブラウザに加え、OperaやVivaldiなど、独自の機能を搭載したブラウザも人気を集めています。

そんな中、今注目を集めているのが Brave というWebブラウザです。

今回はそんなWebブラウザ Brave を紹介していきます。

Using BRAVE

Braveとは?

web browser "Brave" logo

Braveは、プライバシー保護と高速性を重視したWebブラウザです。独自技術によって広告やトラッカーをデフォルトでブロックし、ユーザーの閲覧履歴や検索履歴を保護します。

また、広告ブロック機能によってページの読み込み速度が向上するだけでなく、データ通信量を節約できるというメリットもあります。

さらに、Braveには「Brave Rewards」というユニークな機能があります。これは、ユーザーがBraveのプライベート広告を閲覧することで、仮想通貨のBATを獲得できるというものです。

獲得したBATは、ウェブサイトへの寄付や、他の仮想通貨への交換などに利用できます。

Braveの特徴

  • プライバシー保護
  • 高速性
  • Brave Rewards

Braveには3つの大きな特徴があります。これらの3つについて深堀りをしていきます。

プライバシー保護

Braveは、プライバシー保護に特化したWebブラウザとして、数多くの機能を提供しています。

Brave's privacy policy

1. 広告とトラッカーのブロック

Braveは、デフォルトで広告とトラッカーをブロックします。これにより、ユーザーの閲覧履歴や検索履歴が収集されるのを防ぎ、プライバシーを保護します。

Braveがブロックする広告とトラッカーには、以下のようなものがあります。

  • 追跡広告: ユーザーの行動をトラッキングして、興味に合わせた広告を表示する広告です。
  • ソーシャルメディアウィジェット: FacebookやTwitterなどのソーシャルメディアボタンやウィジェットです。これらのウィジェットは、ユーザーの閲覧履歴を収集することがあります。
  • 分析スクリプト: Google Analyticsなどの分析スクリプトです。これらのスクリプトは、Webサイトの訪問者数をトラッキングするのに使用されます。

Braveの広告ブロック機能は、非常に効果的です。多くの場合、他のブラウザで表示される広告が、Braveでは表示されないことを確認できます。

また、Braveは、ユーザーが許可したWebサイトのみから広告を表示する**「許可リスト」**機能も提供しています。お気に入りのWebサイトを許可リストに追加することで、そのサイトの広告のみを表示することができます。

2. HTTPS接続の自動化

Braveは、HTTPS接続を自動的に強化します。HTTPS接続は、Webサイトとブラウザ間の通信を暗号化し、盗聴や改ざんを防ぐことができます。

多くのWebサイトは、HTTPS接続に対応していますが、中にはHTTP接続のみを提供しているサイトもあります。Braveは、HTTP接続のサイトを自動的にHTTPS接続に切り替えることで、ユーザーの通信を常に保護します。

3. Cookieとスクリプトの制御

Braveは、Cookieとスクリプトを制御する機能を提供しています。Cookieは、Webサイトがユーザーのブラウザに保存する小さなデータファイルです。スクリプトは、Webサイトに動的な機能を追加するために使用されるプログラムです。

Cookieやスクリプトは、ユーザーの追跡や行動分析などに使用されることがあります。Braveでは、Cookieとスクリプトを完全にブロックしたり、サイトごとに許可したりすることができます。

4. Torモード

Braveは、Torモードという匿名ブラウジングモードを提供しています。Torモードを使用すると、ユーザーのIPアドレスや閲覧履歴を隠して、Webサイトを閲覧することができます。

Torモードは、プライバシーを特に重視したいユーザーにおすすめの機能です。ただし、Torモードを使用すると、ページの読み込み速度が遅くなる場合があることに注意が必要です。

5. その他のプライバシー保護機能

Braveには、上記以外にも多くのプライバシー保護機能が搭載されています。以下に、そのいくつかを紹介します。

  • 指紋防止機能: ユーザーのブラウザを識別して追跡するために使用される「フィンガープリント」を生成するのを防ぎます。
  • スクリプトサファイア: 悪意のあるスクリプトの実行を防止します。
  • アップグレード保護: Webサイトを自動的にHTTPS接続にアップグレードします。

Braveのプライバシー保護機能に関する評価

Braveのプライバシー保護機能は、非常に評価が高いです。多くの専門家は、Braveが現在最もプライバシー保護に優れているWebブラウザの一つであると考えています。

EFF(Electronic Frontier Foundation)などのプライバシー保護団体も、Braveを高く評価しています。
EFFは、Braveを「プライバシーを重視するユーザーにとって最適なブラウザ」と評しています。

高速性

Braveは、ページの読み込み速度が速いことで知られるWebブラウザです。その高速性は、以下の3つの仕組みによって実現されています。

About Brave's high speed

1. 広告ブロック

Braveは、デフォルトで広告をブロックします。広告は、Webページの読み込み速度を遅らせる主要な要因の一つです。Braveが広告をブロックすることで、ページの読み込み速度が大幅に向上します。

実際に、Braveと他のブラウザで同じWebサイトを閲覧した場合、Braveの方が明らかに早く読み込まれることを確認できます。

2. 軽量なデザイン

Braveは、他のブラウザに比べて軽量なデザインを採用しています。無駄な機能を排除することで、ブラウザ自体の動作を軽くしています。

ブラウザ自体の動作が軽いと、ページの読み込み速度も速くなります。

3. HTTPS接続の優先化

Braveは、HTTPS接続を優先的に使用します。HTTPS接続は、HTTP接続に比べて通信速度が速く、安全です。

Braveは、WebサイトをHTTPS接続で閲覧できる場合は、常にHTTPS接続を使用するようにしています。

Brave Rewards

Brave Rewardsは、Braveブラウザに搭載された革新的な機能です。この機能は、ユーザーがWebブラウジングを通じて報酬を獲得できるという、従来のWebブラウジングの概念を覆すものです。

Brave Rewards

Brave Rewardsの仕組み

Brave Rewardsは、以下の3つの要素で構成されています。

  • BAT(Basic Attention Token):Brave Rewardsで利用される仮想通貨です。
  • Brave広告:ユーザーが閲覧することでBATを獲得できる、プライバシーを尊重した広告です。
  • Braveウォレット:BATを貯蔵したり、他の通貨に交換したりできるウォレットです。

Brave Rewardsの具体的な利用方法

  1. Braveブラウザをインストールし、Brave Rewardsを有効にします。
  2. Brave Rewardsの設定で、Brave広告の表示頻度を選択します。
  3. Brave広告が表示されたら、閲覧することでBATを獲得できます。
  4. 貯まったBATは、Braveウォレットで他の通貨に交換したり、ウェブサイトへの寄付に使ったりすることができます。

Brave Rewardsのメリット

  • ユーザーが報酬を獲得できる:従来のWebブラウジングではあり得なかった、画期的な仕組みです。
  • プライバシーを尊重した広告:ユーザーの閲覧履歴などを収集せずに配信されるため、プライバシーが守られます。
  • 好きなウェブサイトを支援できる:BATを寄付することで、好きなウェブサイトを支援することができます。
  • 仮想通貨を簡単に獲得できる:他の仮想通貨をマイニングするよりも、はるかに簡単にBATを獲得できます。

Brave Rewardsのデメリット

  • BATの価値が変動する:BATは仮想通貨であるため、価値が変動する可能性があります。
  • すべてのウェブサイトがBrave Rewardsに対応しているわけではない:まだ対応しているウェブサイトは限られています。
  • 一部の地域では利用できない:一部の地域では、Brave Rewardsが利用できない場合があります。

Braveのメリット、デメリット

デマンドジェネレーションキャンペーンのメリット

以上のことからBraveのメリット、デメリットをまとめると

メリット

  • プライバシー保護が強化されている
  • ページの読み込み速度が速い
  • データ通信量を節約できる
  • Brave Rewardsで仮想通貨を獲得できる

デメリット

  • 一部のWebサイトで動作が不安定になる場合がある
  • すべての機能が日本語に対応していない
  • まだ開発段階のブラウザなので、今後機能が変更される可能性がある

Braveの使い方

Braveは、Windows、Mac、Linux、iOS、Androidなど、様々なプラットフォームで利用できます。

以下の手順で、Braveをインストールして使用することができます。

  1. Braveの公式サイト(https://brave.com/ja/)から、お使いのプラットフォームに対応したインストーラーをダウンロードします。
how to use brave

2. ダウンロードしたインストーラーをダブルクリックして、インストールを実行します。

3. インストールが完了したら、Braveを起動します。

いくつかの設定をし以下のような画面が現れたら成功です。

how to use brave

また、アプリをインストールせずにこちら(https://search.brave.com/)から試すことも可能です。

Braveに関するQ&A

Braveに関してよくある質問をまとめました。

無料で使えますか?

はい。無料で使えます。広告ブロック、仮想通貨を稼ぐ、高速・節電、インポート、プライベートモード、すべて無料で使うことが出来ます。また、稼いだBATを保管するビットフライヤーの口座も無料で持つことが出来ます。

スマホでもリワードを稼げますか?

Android端末であればリワードを得ることが出来ます。残念ながらiOS端末だとリワードを得ることが出来ません。

Braveブラウザの危険性はありますか?

Braveは他のブラウザと比べても比較的安全に使用することが出来るWebブラウザです。Braveの代表であるブレンダン・アイクさんは、JavaScriptの創始者の1人であり、Firefoxの共同創設者でもあるため、とても信頼性が高いです。

Youtubeの広告もブロックできる?

はい。YouTube広告もTwitterの広告もブロックできます。Braveを使用することでストレスなく動画視聴を楽しむことが出来ます。BraveShieldsがオフになっていると広告ブロックできないので注意してください。

BATはいつもらえますか?

毎月5日に自動的にビットフライヤーの口座にBATが送金されます。

まとめ

Braveは、プライバシー保護と高速性を求めるユーザーにおすすめのWebブラウザです。様々な機能を搭載しており、今後さらに進化していくことが期待されます。ぜひ一度、Braveを試してみてはいかがでしょうか?

弊社ではWebマーケティングを中心に、様々なアプローチでお客様の悩み解消に取り組んでいきます。
興味を持たれたお客様は気軽にお問い合わせからご連絡ください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です