ChatGPT広告を実際に配信してみた!初日の配信結果と率直な感想
ChatGPT広告が利用できるようになったので、実際にクリック目的のキャンペーンを配信してみました。
この記事では、初日の配信設定や結果、実際に運用してみて感じたことをまとめています。
まだ検証は始まったばかりですが、これからChatGPT広告を始めようと思っている方の参考になれば幸いです。
目次
- 1 ChatGPT広告とは?
- 2 ChatGPT広告の仕組み
- 3 ChatGPT広告のターゲティング
- 4 ChatGPT広告のメリット・デメリット
- 5 ChatGPT広告とGoogle広告・Meta広告の違い
- 6 ChatGPT広告はどんな企業に向いている?
- 7 ChatGPT広告の始め方・設定方法
- 8 ChatGPT広告を実際に配信してみた
- 9 ChatGPT広告の初動の動きと所感
- 10 ChatGPT広告で今後検証したいこと
- 11 ChatGPT広告で成果を出すポイント
- 12 ChatGPT広告は検索広告を変えるのか
- 13 今後のAI広告市場
- 14 ChatGPT広告の最新動向
- 15 まとめ
- 16 ChatGPT広告 よくある質問
ChatGPT広告とは?
ChatGPT広告とは?

ChatGPT広告(ChatGPT Ads)とは、OpenAIが提供するChatGPT上でユーザーとの会話体験の中に表示される広告です。従来のWeb広告は「検索」や「SNSでの閲覧」がきっかけとなって広告が表示されますが、ChatGPT広告はユーザーがAIへ質問している文脈(コンテキスト)をもとに広告が表示される点が大きな特徴です。
例えば、
- 「おすすめのMAツールを教えて」
- 「転職サイトを比較したい」
- 「Web広告代理店を探している」
といった相談に対し、関連性の高い企業やサービスが広告として表示されます。従来のキーワード一致だけではなく、「会話の内容」や「ユーザーの意図」を理解した広告配信が期待されています。
ChatGPT広告が登場した背景
ここ数年で生成AIは急速に普及し、情報収集の方法が大きく変化しています。
これまではGoogleで検索し、複数のサイトを比較していました。
しかし現在は、
「おすすめを教えて」
「比較して」
「どれがいい?」
とAIへ直接相談するユーザーが増えています。
つまり、
検索
↓
Webサイトを見る
から
AIへ相談
↓
回答を見る
という行動へ変化しています。
その流れの中で誕生したのがChatGPT広告です。
ChatGPT広告が注目されている理由
ChatGPTの利用者数は世界中で急速に拡大しており、検索エンジンの代わりにAIへ質問するユーザーが増えています。
実際に、
- 商品比較
- サービス選定
- 転職相談
- 旅行計画
- BtoBサービスの情報収集
など、多くの検索行動がAIとの会話へ移行し始めています。
企業にとっても、ユーザーが「比較・検討しているタイミング」で広告を届けられるため、新しい広告チャネルとして注目されています。
ChatGPT広告の仕組み
ChatGPT広告はどこに表示される?
ChatGPT広告は、ユーザーとの会話体験を損なわない形で表示されます。
表示されるタイミングは、ユーザーの質問内容や文脈に応じて決定されます。
例えば、
- おすすめサービスを探している
- 商品比較をしている
- 購入を検討している
- 企業を探している
といったタイミングで関連性の高い広告が表示されることが想定されます。
ユーザー体験を重視するため、広告の表示頻度や表示方法は従来のディスプレイ広告とは異なる設計になります。
ChatGPT広告の配信の仕組み
ChatGPT広告は、キーワードだけではなく会話全体を考慮して広告配信が行われます。
配信に影響する要素として、
- 会話内容
- ユーザーの検索意図
- 興味関心
- 広告との関連性
- 品質
などが考えられます。
従来の検索広告よりも「コンテキスト」が重要になります。
ChatGPT広告のターゲティング
現状設定できるターゲティングは下記です。
特にコンテキストターゲティングは、ユーザーとの会話の間に広告が出るというChatGPT広告の特性上、かなり重要なターゲティング要素となります。
- 地域(都道府県単位で設定可能)
- 除外地域(都道府県単位で設定可能)
- コンテキストのヒント
商品やサービスに関連する可能性がある会話、トピック、またはキーワードを設定。
入力した内容はマッチングの指針となりますが、完全一致のターゲティングルールではありません。 - オーディエンス
メールアドレス、電話番号で作成。ハッシュ化したデータでも可
ChatGPT広告のメリット・デメリット

ChatGPT広告のメリット
1. 購入意欲の高いユーザーへ配信できる
比較検討しているタイミングで広告が表示されるため、CVにつながりやすい可能性があります。
2. AIが文脈を理解する

完全一致キーワードではなく、会話全体から広告配信が行われます。
上記はChatGPTにAIO対策について相談した際に、弊社の広告が実際に表示されたときの様子です。
3. 新しい広告チャネル
競合が少ない段階では成果が出やすい可能性があります。
4. BtoBとの相性が良い
比較検討が長い商材ほど相性が良いと考えられます。
ChatGPT広告のデメリット・注意点
- 配信実績がまだ少ない
- ベストプラクティスが確立されていない
- 配信ペースのコントロールがむずかしい
- LP品質が成果へ大きく影響する
- 今後仕様変更が行われる可能性がある
新しい広告媒体だからこそ、継続的な改善が重要です。
ChatGPT広告とGoogle広告・Meta広告の違い

Google広告との設定項目の違い
| 項目 | ChatGPT広告 | Google広告 |
|---|---|---|
| ユーザー行動 | AIへ相談 | 検索 |
| 配信基準 | 会話の文脈 | 検索キーワード |
| ユーザー意図 | AIが理解 | 検索語句 |
| 情報取得 | AI回答 | Webサイト |
| 比較検討 | 得意 | 得意 |
Meta広告との設定項目の違い
| 項目 | ChatGPT広告 | Meta広告 |
|---|---|---|
| 配信方法 | 会話内容 | 興味関心 |
| 利用シーン | 情報収集 | SNS閲覧 |
| 目的 | 比較・検討 | 認知・購買促進 |
| 配信精度 | 文脈重視 | オーディエンス重視 |
Google広告・Meta広告との比較
| 比較項目 | Google広告 | Meta広告 | ChatGPT広告 |
| 顕在層への訴求 | ◎ | △ | ◎ |
| 潜在層への訴求 | △ | ◎ | ○ |
| 比較検討 | ◎ | △ | ◎ |
| 認知拡大 | △ | ◎ | ○ |
| 会話理解 | × | × | ◎ |
ChatGPT広告はどんな企業に向いている?
特に相性が良い業種は以下のとおりです。
- SaaS
- BtoBサービス
- 人材
- 不動産
- ITサービス
- 金融
- 教育
- コンサルティング
- EC
- サブスクリプションサービス
比較検討されやすい商材ほど効果が期待できます。
ChatGPT広告の始め方・設定方法
広告配信までの流れは次のとおりです。
- OpenAIアカウントを作成
- 広告アカウントを設定

- 支払い方法を登録

- キャンペーンを作成

- 広告グループを作成し、ターゲティングを設定

- 広告を作成

- 配信開始
ChatGPT広告を実際に配信してみた

ChatGPT広告検証時の設定
まずは、以下の内容でキャンペーンを配信しました。
| 項目 | 設定内容 |
|---|---|
| 配信目的 | クリック |
| キャンペーン予算 | 10,000円 |
| 配信期間 | 2026年7月2日~7月31日 |
| CPC上限入札額 | 100円 |
| コンテキストヒント | 設定あり |
まずは様子を見るため、少額予算でクリック目的のキャンペーンとしてスタートしました。
また、日別予算も設定できますが最低設定可能金額が2,500円のため、今回はキャンペーン予算で設定しました。
ChatGPT広告の配信結果
結論、配信結果としては各数値以下のようになりました。
| 表示回数 | クリック数 | 配信金額 | クリック率 | クリック単価 | CPM |
|---|---|---|---|---|---|
| 8,707 | 126 | ¥10,000 | 1.45% | ¥79 | ¥1,149 |
ChatGPT広告の初動の動きと所感

配信開始から約6時間で予算の75%を消化
配信を開始して最初に驚いたのが、配信スピードです。
なんと、配信開始から約6時間で7,500円を消化しました。
設定上は、
- 配信期間:30日間
- キャンペーン予算:10,000円
としていましたが、配信期間に合わせて1日あたり均等に予算が配分されるわけではありませんでした。
そのため、「30日間で設定したから1日約330円ずつ配信される」と考えていると、想像以上のスピードで予算が消化される可能性があります。
現時点では、キャンペーン予算はあくまで上限予算であり、配信ペースを保証するものではないという印象を受けました。
入札単価上限100円でも十分配信された
広告セットの入札単価上限設定の画面では、
▼500円で設定した場合
▼100円で設定した場合
という注意書きが表示されていました。
そのため、最初は「100円ではほとんど配信されないかもしれない」と考えていました。
しかし実際には、
- CPC:約96円
- 問題なく大量配信
という結果になりました。
もちろん、
- 商材
- 配信目的
- ターゲティング
- 競合状況
などにさまざまな要素、状況によって結果は変わると思いますが、今回の検証では100円でも十分に配信されることが確認できました。
CPC上限入札額を10円まで下げてみた結果
配信ペースがあまりにも速かったため、途中でCPC上限入札額を変更しました。
100円 → 10円
と10分の1まで下げてみました。
すると配信が止まるどころか、その後1時間もしないうちに残り約2,500円も消化。
結果として、キャンペーン予算1万円を約7時間で全て使い切る結果となりました。
CPCはさらに改善
CPC上限入札額を下げたことで、CPCにも変化がありました。
| CPC上限入札額 | CPC |
|---|---|
| 100円 | 約96円 |
| 10円 | 約79円 |
CPC上限入札額を下げても配信は継続し、CPCも改善しました。
今回の結果を見る限りでは、さらに低いCPC上限入札額でも配信できる可能性がありそうです。
もちろん、今回だけの結果では断定はできませんが、今後もCPC上限入札額を下げながら最適なラインを検証していきたいと思います。
初日で感じたこと
今回の配信で特に印象に残ったのは以下の点です。
- 想像以上に配信スピードが速い
- 配信期間を設定しても均等配信ではなさそう
- CPC上限入札額100円でも十分配信された
- CPC上限入札額を10円まで下げても配信は継続した
- CPCも96円から79円まで改善した
- まだ入札を下げられる余地がありそう
ChatGPT広告で今後検証したいこと

今回はクリック目的での初回配信でした。
今後はさらに以下の内容も検証していく予定です。
- 最適な入札単価
- コンバージョン目的との違い(現時点ではまだコンバージョン目的キャンペーンは未ローンチ)
- コンテキストヒントの効果
- ターゲティングごとの配信傾向
- CPC、CPAの推移
- 予算設定による配信量の違い
新しい発見があれば、この記事も随時更新していきます。
ChatGPT広告で成果を出すポイント
- ユーザーの悩みに寄り添った広告文を作成する
ブラウザ検索とは違い「悩み」ベースで会話のように検索するユーザーが多いです。
そのため、悩みに寄り添った広告文を意識するとより配信面に馴染み不信感を与えない広告配信ができます。 - LPとの内容を一致させる
- 小額予算、最低入札単価でテストを始める
現状は配信ペースがまだ掴めないため、1円単位で微調整しながら配信することをおすすめします。 - 複数パターンの広告でABテストを実施する
広告らしいテキストや会話の返答のようなテキストなど、形式を変えた広告文のABテストで最適な広告を発掘 - 配信データを定期的に分析・改善する
ChatGPT広告は検索広告を変えるのか
今後、すべての検索広告が置き換わる可能性は高くありません。
しかし、
- 比較検討
- 情報収集
- 商品選定
などの領域では、AIとの対話が検索の一部を代替していく可能性があります。
そのため、Google広告だけではなくChatGPT広告を組み合わせた広告運用が重要になるでしょう。
今後のAI広告市場
生成AI市場は今後も急速に成長すると予測されています。
AIチャットが情報収集の入口となることで、
- AI検索
- AI広告
- AIショッピング
など、新しい広告手法が今後さらに拡大すると考えられています。
企業もGoogle広告だけではなく、AI広告を組み合わせたマーケティング戦略が重要になるでしょう。
ChatGPT広告の最新動向
AI広告市場は非常に変化が速く、新しい機能や配信手法が継続的に追加されています。
7月1日に提供が開始され、弊社では2日からテスト配信を始めましたが、当初都道府県単位の設定ができませんでした。
しかし、7月中旬には設定できるようになっていたので、かなりスピーディーに設定が変わっていることがわかります。
そのため、広告運用担当者は以下の情報を定期的に確認することが重要です。
- 新機能の追加
- ターゲティングの変更
- 入札機能のアップデート
- 広告ポリシーの更新
- レポート機能の改善
常に最新情報をキャッチアップしながら運用を行いましょう。
まとめ

ChatGPT広告を初めて配信してみた率直な感想は、「想像以上に配信量が多い」ということでした。
特に、30日間の配信期間を設定していても、初日だけで予算の大半が消化された点は、これから運用を始める方が知っておきたいポイントだと思います。
また、管理画面では100円の入札では配信されにくいと表示されていましたが、今回の検証では十分に配信され、さらに10円まで下げても配信が継続しました。
まだ検証回数は少ないため断定はできませんが、ChatGPT広告では比較的低い入札単価でも配信できる可能性がありそうです。
今後も運用を続けながら、新しい発見があれば随時レポートしていきます。
ChatGPT広告 よくある質問
ChatGPT広告は誰でも利用できますか?
誰でも利用できます。現状は代理店アカウントの機能がないため、代理店がクライアントの広告を運用する場合は、クライアントアカウントを作成してもらい権限を付与してもらう形での運用になります。
また、提供状況や対象アカウントは変更される可能性があります。最新の提供状況を確認しましょう。
最低予算はいくらですか?
日予算設定の場合、1日あたり2,500円が最低予算になります。
キャンペーン予算の場合は1円から設定できます。
Google広告と併用できますか?
はい。Google広告・Meta広告・ChatGPT広告を組み合わせることで、認知から比較検討まで幅広いユーザーへアプローチできます。
BtoB商材でも成果は期待できますか?
比較検討が長い商材ほど相性が良いと考えられます。




