【Metaの新作アプリ"Edits"使ってみた！】CapCutやInShotとの違いを徹底比較

2025年4月24日 2025年4月24日

mikakoosawa

2025年4月、Instagramを運営するMeta社から新たな動画編集アプリ「Edits（エディッツ）」がリリースされました。

すでに動画編集アプリ市場では「CapCut」や「InShot」などの人気アプリが存在しますが、Editsはこれらと何が違うのか？

早速使ってみました！！

引用：https://creators.instagram.com/edits?locale=ja_JP

1 Editsとは？
2 Edits登録手順
3 Edits機能紹介
4 CapCut・InShotとの違い
5 こんな人にEditsはおすすめ！
6 まとめ

Editsとは？

Editsは、Meta社がInstagramクリエイター向けに提供する無料の動画編集アプリです。
Instagramとの連携を前提に設計されており、直感的な操作性とAI機能によって、初心者でも短時間で高品質な動画を作成できることが特徴です。

主な機能には以下のようなものがあります：

AIアニメーション：静止画をAIでアニメーション化し、動きのあるコンテンツを作成可能。
グリーンスクリーン機能：背景を自由に差し替えることができ、プロフェッショナルな映像表現が可能。
被写体の切り抜き：人物やオブジェクトを自動で切り抜き、他の映像と組み合わせることができます。
プロジェクト管理機能：アイデアのメモや動画のパフォーマンス分析など、制作過程をサポートするツールが搭載されています。
最大10分の動画編集：最大10分の動画を1080pで編集・出力でき、Instagramへの投稿もスムーズ。
透かしなしのエクスポート：作成した動画には透かし（ウォーターマーク）が入らず、他のプラットフォームでもそのまま使用可能。
インサイト機能：エンゲージエントを確認

Metaが手がけているだけあって、Instagramとのシームレスな連携は圧巻です。
リールにそのまま投稿できる点や、音源ライブラリとの統合も便利です。

引用：https://creators.instagram.com/edits?locale=ja_JP#features

Edits登録手順

1.まずはアプリをインストールします

▶︎App Storeでダウンロードはこちらから

▶︎Google Playでダウンロードはこちらから

※現時点でスマートフォンアプリのみで利用可能

2.Instagramのアカウントと連携して登録

起動するとまずInstagramのアカウントを選択するよう促されます。

3.Editsのしくみについて

こちらのしくみを了承した上で、「Editsに参加」をタップすれば登録完了です！

とても簡単に登録できました！

登録が完了したので早速使ってみます！

Edits機能紹介

プロジェクト編集機能

右下にある "＋" をタップすると、カメラロールが開き、写真や動画を選択することができます。

解像度の変更（HD・2K・4K）や色（SDR・HDR）の選択ができ、
音源の追加、テキスト入力等編集できるようになります。

少しCapCutにも似ているような見た目ですが、エフェクトがないですね。
しかし単純な効果音は簡単に入れることができます。

音源の追加に関しては、Instagramの投稿と同じように簡単に挿入できます。

インスピレーション機能

画面下部にある左から2つ目をタップしてみます。

インスピレーション機能というもので、現在バズっている動画や人気の音源を使った動画がランダムで流れてきます。

コメントは見れませんが、再生回数・いいね数・シェア数などが一目で確認できるようになっています。

また、インスピレーションという名前の通り、「この動画いいな」「どんな構成がウケているのか？」「人気の音源は？」と気になった動画には、
右下に "付箋機能" があり、後から簡単に見返すことができます。

また、左上の "インスピレーション" という部分をタップすると "Following" が選択できます。
こちらを選択した場合は、Instagramでフォローしているアカウントの人気動画が流れてきます。

付箋機能

一番左のアイコンをタップすると付箋機能です。

付箋の色は黄色、ピンク、オレンジ、紫等全5色。Instagramのイメージカラーを使っているようですね！

先ほどのインスピレーション機能で見て参考にしたい動画や、気に入った動画などに付箋をつけておくと、
"保存済み" から見返すことができます。

例えば、

黄色→動画の構成が参考になる
オレンジ→トレンドの音源

のように色によってテーマを分けていれば、スムーズに動画制作の参考にすることができます。

今までInstagramには保存の機能があり、実際にたくさんの投稿を保存している方も多いかと思います。私もたくさん保存しています！
しかし、Instagramの保存機能では、コレクションに分けて保存もできますが、メモを残すことができないので、その投稿をなぜ保存したのか、保存した投稿の何が良かったのかを忘れてしまうこともありました。

ですが、このEditsではメモ機能で、
その動画を見て感じたことや、参考にしたい部分等を簡単に残すことができ、カテゴリーごと色分けもできるので、より分かりやすく分類分けができるようになっています。

また、既にInstagramで保存している投稿も見ることができます。

撮影機能から投稿までノンストップ

Editsでは撮影から編集・投稿までノンストップで可能です。

撮影に関しては、解像度（HD・2K・4K）・フレームレート（24・30・60）・色（SDR・HDR）を選択して撮影することができます。

さらに、

背景変更（グリーンバック）機能
自動字幕（キャプション）作成機能

があります。

グリーンバックを用意する必要もなくなり、キャプション作成機能についてはとても精度が良いように感じます！

Editsで動画編集が完了したら、そのままInstagramリールへ投稿できます。
キャプション（投稿文）やサムネイルの設定もアプリ内で完了するので、もうInstagramアプリに切り替える必要はありません。
これにより、撮影〜投稿までの工数が激減し、スピーディな情報発信が可能になります。

インサイト分析機能

CapCut・InShotとの違い

CapCutは、TikTokを運営するByteDanceが提供する動画編集アプリで、特にショート動画クリエイターから高い支持を得ています。

CapCutは非常に多機能で、プロ仕様の編集を求める人にも対応できる豊富なツールがそろっています。
たとえば、モーショントラッキング、自動キャプション、トランジション、エフェクト、さらには最大4Kまでの出力にも対応しています。
無料版でも使える機能は多いですが、透かしが入る点が少しネックになるかもしれません（設定で除去可能）。

一方、EditsはInstagram投稿に特化しているため、出力は1080pまでで、エフェクトや編集機能は限定的です。
しかし、使いやすさやUIの直感性ではEditsに軍配が上がる印象で、動画編集が初めての人にも親切な設計になっています。
音楽連携もInstagram音源との統合がスムーズで、リール投稿を前提とした設計は明確な強みです。

参考：https://www.capcut.com/ja-jp/

InShotは長年親しまれてきた動画・写真編集アプリで、YouTuberやインフルエンサーにも広く利用されています。
特筆すべきはその汎用性で、Instagramに限らず、TikTok、YouTube、Facebookなど、あらゆるSNS向けのフォーマットに対応可能です。
編集機能も豊富で、速度調整、回転、反転、エフェクト追加、BGMや効果音の挿入、フィルターなど、細かな編集が可能です。

Editsと比べると、InShotはより多機能で、プロジェクトごとの細かいカスタマイズが可能です。
ただし、無料版では透かしが入り、解除にはPro版の購入が必要となります。
また、音楽面でも自由度が高く、Instagram音源に限定されるEditsより幅広い選択肢があります。

その反面、EditsはあくまでもInstagram用動画を“短時間で簡単に”作ることに特化しており、最小限の操作で魅力的なショート動画が完成するのが大きなメリットです。編集に時間をかけたくない人、リール用の動画を日常的に作成する人には最適です。

参考：https://inshot.com/