マーケ未経験はまずこれを読め!『女子大生、オナホを売る。』感想

Shinkerのオフィスにはマーケの本がいくつか置いてあり、その日も本棚を眺めていたのですが。ついついある本に手が伸びてしまいました。それもそのはず?
タイトルが『女子大生、オナホを売る。』
決してやましい気持ちがあるわけではありません。どうやら先輩に聞いたところ、Xでも結構バズっていた有名になった本だというのですから、家に帰って速攻読むことにしました。
内容は想像以上に面白く、コンパクトにわかりやすく書かれた本で、普段本を読まない自分でも、3時間くらいで読み切ることができました。
この本は、D2Cや商品企画、顧客理解などを学べるマーケティング本としてよく紹介されています。実際、マーケティング的な視点で見てもかなり学びの多い本でした。
ただ、今回はあえてその部分だけでなく
個人的にもっと評価されてもいいと感じた「著者自身の行動力」や「市場調査への貪欲さ」に注目してみています。
読んでみればわかるのですが、著者が良い意味でかなり変わっている人なんです(タイトルを見れば明白かもしれません。)
市場を知るため、ユーザーを理解するため、そして売れる商品を作るために、普通ならそこまでやらないだろうと思うところまで踏み込んでいく。その彼女の貪欲さ、圧倒的行動力が、この本の一番面白いところなんです。こちらに記事を見ればそんな彼女のクレイジーな部分を感じれるかと思いますので、ぜひ少し立ちよって読んでいってください!
Amazonで買えば、Kindleですぐ読めますのでURL載せておきますね
女子大生、オナホを売る。 神山理子 (著) 形式: Kindle版
https://www.amazon.co.jp/女子大生、オナホを売る%E3%80%82-神山-理子(リコピン)-ebook/dp/B0C2J3GS17/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=カタカナ&crid=36AEFH4KOPE3U&dib=eyJ2IjoiMSJ9.dX19HNHOdku_8WUqdsF4L55X8Mq95YyCJTVnE-yUTqCtQriiBJ3LaSRWPE5zwCUjYILFfoh4iOaiLbDW_OFLFxarj8mePRK2iRrmuMpYR_ggTxmoA5CAx6tL4WsDWbW-8wWL3a-q371FNVGLa8MCTltzWsh0KhGn4vAu0cI7CTyfC3CAI10I9uACyy-RXOSGF80d98UzvXzqD1XdseJf8hZP58vCoZxi6MHl8cUIWIjMKvB6y1bx3Jw-pJlFusl1b0yzQavpvxlvmyLwdTOOCw.IfCBVl5sXvbL746TxTLy-doAOCgo5D6H_6wAfEwuayE&dib_tag=se&keywords=オナホ+本+女子大生&qid=1782186814&sprefix=オナホ+本+女子大生%2Caps%2C196&sr=8-1
目次
あらすじ

『女子大生、オナホを売る。』は、下ネタが得意ではなかった著者が、男性向け商品の世界に飛び込み、自分の思い込みを外しながら「本当に求められている商品」を作っていく実録系のビジネス本になっています。テーマはかなり刺激的ですが、中身はかなり現実的です。どの市場を選び、お客さんの悩みをどう聞くか、名前やパッケージをどう考えるか、そしてECサイト、Amazonでどう売るかまでの商品づくりの流れを学べます。マーケティングを知らない人でも、「売れる」とは人の欲求を丁寧に見ることだとわかる一冊になっています。
注目ポイント①:市場調査を徹底的に行う
まずこの本を読み切って最初に出てきた感想は、「市場調査ってこんなにやるものだったんだ」という驚きでした。
たとえば、本書ではユーザーが商品(オナホ)を選ぶときに、パッケージを見て選んでいるのではないかという仮説を立てたのですが。そこから実際に男性の友人に話を聞き、「なぜそう思うのか」を深掘りしたりしていきます。
ここまではわかるのですが
しかし著者は、そこで止まりません。実際のユーザーが普段どんな場所で情報を見ているのか、どんな言葉を使っているのか、どんな感覚で商品を選んでいるのかを知るために、SNSや掲示板などのユーザーがいる場所にも入り込んでいきます。例えば、2chanでオナホ界隈の人々と交流などもしていました。なぜならブログで発信している情報は信頼性があるものの体裁を守った内容になってしまいがちだからです。一方スレッド、Twitter、クチコミなどはブログなどに比べて本音を拾いやすいのです。
さらに、「実際に商品を購入する」という消費者を同じ体験をするということも実践していました。商品を選ぼうとした時に、他にどんな商品が陳列していて目に入っているのか。どんな色が目立つのか、競合他社の商品がどういったものなのか、です。また使用することまではできなかったと思うのですが、実際に男性がどう使うのかなどを知人や該当インタビュー、SNS掲示板を通して知り、解像度を上げていく中で、その界隈にのみ知られている非常にユニークな現象「覚醒」なるものを発見します(商品を何度も使用することで素材が劣化してしまうが、かえって使い心地が良くなること)。
マーケティングというと、どうしても広告の打ち方やコピーの作り方、SNSでどう見せるかといった部分だけに目が行きがちです。でも、その前に「そもそも相手はどんな世界を見ているのか」を知ることが大事なのだと感じました。
ここから言えるのは、
クチコミの情報収集や実際の購入から使用までの流れを体験しようとすること。どちらも一貫して、ユーザーの世界観に入り切ろうとしていることです。
本当に相手を理解しようとするなら、机の上で考えるだけでは足りない。実際に相手のいる場所に行き、話を聞き、観察し、また検証仕切るまで自分の仮説を何度も確かめる必要があるのだと感じました。
顧客が商品やサービスを認知してから、、検討、購入・利用し、最終的にリピートやファンになるまでの一連の体験・プロセスの概念を「カスタマージャーニー」と言います。このプロセスについてもっと知りたい人はこちらのサイトもご覧ください!
注目ポイント②:最初に気を引くコンセプト設計

また商品コンセプトの決め方もかなり興味深いものでした。インタビューから得られたインサイトの中から「まだ解決されておらず、未解決かつ深刻度の高いもの」から検討していき、解決策が提供できるもの検討していくというものでした。その中で先ほど述べたように、インタビューの中で見つけた「覚醒」という現象を元に、購入後自分にフィットしないことや長く使うことを暗に意味するコンセプトにし、「育てるオナホ」を作ることになります。
このコンセプトにおいて重要なのが2つの性質要件と表現要件だと著者は述べています。
性質要件としては、1ターゲットがまだ解決していない悩みを解決すること。2同じコンセプトで売り出している商品がまだ市場に存在していないこと
表現要件としては、1商品最大の特徴とそれによるユーザーベネフィットがすぐにわかること2その表現が端的であるということ
と書かれています。
また本書では、競合商品がどのような名前やパッケージで売られているのかを見たうえで、あえて違う見せ方をするという考え方が出てきました。
例えば、陳列された競合の商品の多くにはカタカナが使用されていました。カタカナの商品名が多いなら、あえて漢字を使う。似たような雰囲気の商品が多いなら、一発で印象に残る見せ方を考える。。
商品の良さを丁寧に説明することも大事です。しかし、その前にまず気づいてもらわなければ、そもそも読んでもらえません。どんな商品なのかは、興味を持ってもらったあとに説明できます。だからこそ、最初に「なんだこれ」と思わせることが大事なのだと思いました。
これは商品だけでなく、WebマーケティングやSNS運用にもかなり近いと思います。SNSでも、最初の一言やサムネイルで気を引けなければ、どれだけ中身が良くても見てもらえません。逆に、最初に興味を持ってもらえれば、その後にちゃんと価値を伝えることができます。
単にかっこいい言葉を作ることではなく、相手の目にどう入るかまで設計することが非常に大事なんですね。
製品、サービス、あるいは企業自体に独自のアイデンティティと価値を与え、それを消費者や顧客に伝えるプロセスを表す言葉で「ブランディング」があります。コンセプトは考えや方向性のような概念ですが、一方ブランディングは実際の活動や仕組みを表します。以下の記事も参考になるのでぜひ参考にしてください!
注目ポイント③:本音を引き出すヒアリングのうまさ

本音を聞き出すこと、なんだかんだ一番手を抜きがちなところかましれません。しかし、もちろん筆者はここでも手をぬきません。
特に本書で扱われている商品は、かなり本音が拾いにくい領域です。普通に質問しただけでは、非常にプライバシーな話になるので、話したくない人がほとんどだと思います。だからこそ、ただ質問するだけではなく、相手に「この人ならちゃんと聞いてくれそうだ」と思って安心してもらうことを忘れてはいけません。
著者は、「本気で相手に興味を持つこと」をインタビュー時に最も大事にしているといっていました。商品開発に役立つことを聞き出すというよりは、その人が考えていることを少しでも理解したいと思うことが大事なんです。調査をする中で、インタビューされている本人さえ気づいていないインサイトというのがあったりします。そしてそういったものはわかりやすくひら得ることはなく、本音が出た時にポロッと出てくるのです。そういったふとした本音の中に重要な着眼点が潜んでいたりします。
とにかく「この人には話しても大丈夫だ」と思ってもらうこと。をひきだしましょう。
さらに、疑問があれば「なぜそう思うのか」をどんどん深掘りしていくことも大事です。人の言葉には、本音と建前があります。最初に出てきた答えだけをそのまま受け取るのではなく、その奥にある本当の理由を探ろうとする姿勢が、とてもテクニカルで面白いと思いました。
まとめ:結局、行動できる人が一番強い

『女子大生、オナホを売る。』を読んで一番感じたのは、結局、圧倒的行動が大事だということです。この本にはマーケティングの考え方やD2Cの商品づくり、コンセプト設計など、学べることがたくさんあります。
でも、それもこれも全て圧倒的な行動によって得られた調査による検証結果にすぎません。市場を知るために、実際に人に聞く。ユーザーが見ている世界に入り込む。自分で買ってみる。疑問があれば深掘りする。仮説を立てて、確かめて、また考える。
その姿勢や情熱がまだ自分とは全然違う。意味がわからないくらい貪欲にやれること。それが著者のすごさであり、売れるマーケターとそうでない人を分けるのではないかと思いました。
Webマーケティング未経験の自分にとって、この本は単なるマーケティング本ではなく、仕事への向き合い方を考え直すきっかけになる一冊でした。自分もこれくらいの気持ちで、もっと全力で取り組みたいと思いました。
Shinkerには7つの行動方針(Value)があり、その一つが圧倒的スピードと量をこなすというものになっています。Shinkerの一員として、圧倒的スピードと量で、デジタルマーケティングで地方を進化させるというMISSONを実現させます!
このブログで書ききれてない魅力がもっとあるので、まだ読んでない方は、ぜひ読んでみてください。
この記事について
最後までお読みいただきありがとうございました‼︎この記事は、株式会社Shinkerが執筆しました。Shinkerは静岡を拠点に、Web制作・運用支援やデジタル施策の改善などを通じて、企業の発信と成果づくりをサポートしています。


