2月18日、「デザイン・WEB制作 最新トレンド会議」を開催しました!!

初めに


2月18日、コ・クリエーションスペースにて「デザイン・WEB制作 最新トレンド会議」を開催いたしました。広報担当者、事業者など、現場で実務に携わる方々にご参加いただき、成果を生むデザイン設計について議論する時間となりました。

次のセミナーはこちら!

Shinkerでは、実務に直結するテーマを扱うセミナーを定期開催しています。理論だけでなく、実際の現場で活かせる視点を共有することを目的としています。今回のテーマもその一環として企画されました。


セミナー開催の背景

「デザイン」という言葉は広く使われていますが、その意味は年々変化しています。かつてはチラシやポスター、テレビCMなど限られた媒体の中で考えられていたデザインが、今ではSNS、Webサイト、縦型動画、広告バナーなど、数えきれないタッチポイントに広がっています。

媒体が増えれば、ユーザーとの接点も増えます。しかし同時に、設計は複雑になります。単に見た目を整えるだけでは成果は出ません。どの媒体で、誰に、どう認知されたいのか。その設計思想がなければ、デザインは機能しません。

さらに、トレンドの移り変わりも加速しています。数年前まで主流だったデザインが、今では「古い」と感じられることも珍しくありません。だからこそ重要なのは、「流行を追う」ことではなく、「なぜそのトレンドが使われているのか」を理解すること。本セミナーは、その背景にある構造を紐解くことを目的に開催されました。


セミナーの様子

当日は約30名が参加。20代から還暦近い世代まで幅広い年齢層が集まり、事業者、支援業者など多様な立場の方が同じテーブルを囲みました。

講義形式だけでなく、テーブルごとのディスカッションやクイズ形式のワークも交えながら進行。参加者同士が意見を交わす場面も多く、会場には終始活気がありました。

「自社のデザインを見直したい」「ターゲット設定が曖昧だったかもしれない」など、実務に直結する気づきの声も聞かれ、単なる情報共有にとどまらない時間となりました。


セミナー内容

セミナーでは、「認知」という視点からデザインを捉え直しました。

例えば、「緑と白の配色を見ると何を思い浮かべますか?」という問い。多くの人がスターバックスを連想します。また、Instagramのグラデーションを見ると、無意識に“Instagramらしさ”を感じます。

これは偶然ではありません。色や構図、トーンが積み重なり、ブランドの認知が形成されているのです。

さらに印象的だったのが、「一番可愛いキャラクターはどれか」という四択クイズ。ピカチュウ、ミッフィー、ドラクエのスライム、くまモンの中から選ぶと、性別や家族構成によって選択傾向が変わることが明らかになりました。

男性はスライムを選びやすく、女性はミッフィーを選びやすい。子どもがいる人はピカチュウやくまモンを選ぶ傾向がある。

ここから見えてくるのは、「可愛い」という感覚すらターゲットによって異なるという事実です。デザインは制作者の主観ではなく、顧客像の一致が重要なのです

そして今回の大きなメッセージが、「独自性より共感性」。

10年前は、見たことのないユニークなデザインが評価されやすい時代でした。しかし現在は、「これ見たことある」「私これ好き」という共感の方が選ばれやすい傾向があります。特にSNSでは、その既視感が安心感や再生数につながるケースも少なくありません。


共感の時代


スライドでは、「共感の時代」というキーワードが提示されました。

独自性を否定するわけではありません。しかし、独自性だけを追い求めても、顧客に届かなければ意味がない。重要なのは、誰にどう認知されたいのかを明確にし、そのための設計を行うこと。

トレンドは単なる流行ではなく、「共感されやすい型」。その構造を理解することが、成果につながるデザインの第一歩であると示されました。


質疑応答

質疑応答では、「どこまでが参考で、どこからがパクリなのか」という質問が出ました。

回答は明確でした。すべてを真似るのではなく、認知させたい要素だけを抽出すること。

セミナーらしく見せたいならレイアウト構造を参考にする。AIらしく見せたいなら背景トーンを取り入れる。設計意図があるかどうかが、その境界線になります。

“似せる”のではなく、“設計する”。この違いが、デザインの質を分けます。


■登壇者紹介

久保田 圭亮


株式会社Shinker
CDO/デザイン事業部 統括部長

デザインとマーケティングを横断した視点で、企業のブランディング・集客・採用支援を多数担当。成果につながるデザイン設計と改善を現場で実践。

理論だけでなく、現場改善を積み重ねてきた実践型のデザイナーです。


ライター所感


今回のセミナーを通して印象に残ったのは、「ユニークさ」から「共感」へと重心が移っているという話でした。

なぜその変化が起きたのか。情報量の増加、SNSの普及、ユーザーの可処分時間の減少など、複数の要因があるでしょう。

トレンドを追い続けるのは簡単ではありません。昨日の正解が今日も正解とは限らない。共感を狙ったコンテンツが溢れれば、再びユニークさが求められる時代が来るかもしれません。

絶対的な正解がない時代だからこそ、問い続ける姿勢が必要なのだと感じました。顧客ニーズは固定ではなく、常に揺れ動いています。その変化に向き合い続けることが、設計の本質なのだと思います。


まとめ


あなたのデザインは、誰に届いていますか。顧客像と一致していますか。独自性を追うあまり、共感を置き去りにしていないでしょうか。

デザインは装飾ではなく、認知を設計する行為です。


最後に

Shinkerは、デザインとマーケティングを横断した支援を行っています。ブランディング、集客、採用支援まで、媒体ごとの最適化設計を実施。また、教育機関での講義や地域連携を通じ、静岡を若者の力で盛り上げる取り組みも行っています。

お問い合わせ

ありがとうございます。 この度は、弊社HPをご覧し、Shinkerにご興味を持ってくださりありがとうございます。ご相談やお問い合わせは、 以下のフォームに必要事項をご入力…

次回セミナーは夏〜秋頃を予定しています!!自社デザインに課題を感じている方は、ぜひ一度ご相談ください。

共感を設計する。その一歩を、共に考えていきます。

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