広告配信における3つのプラットフォーム「DMP」「SSP」「DSP」

「DMP」「SSP」「DSP」という用語を耳にしたことがあるでしょうか。DSP、SSP、DMPは、広告配信に欠かせないプラットフォームです。それぞれのプラットフォームは、より効果的な広告を配信するために使用されます。今回はこれらの3つのプラットホームについて説明していきたいと思います。広告配信に携わる方はもちろん、広告配信に興味のある方もご覧ください。

目次
  • 「DMP」「SSP」「DSP」とは
  • それぞれの強みと弱み
  • 運用のコツ
  • まとめ

「DMP」「SSP」「DSP」とは

まずはそれぞれがどのようなものかについて説明します。

DMPとは

DMPは、Data Management Platform の略です。

文字通り データ管理 をするプラットフォームです。もう少し詳しく説明すると、「自社で持っているデータ」「外部のデータ」や「広告配信結果データ」などの様々なデータを収集蓄積して分析・管理するプラットフォームのことです。DMPを使用することで、ユーザーの行動や属性に基づいて、ターゲットとなるユーザーを細かく分類することができます。分散したデータを一元管理し様々なマーケティング施策とかみ合わせます。のちに出てくるDSPとかみ合わせることでターゲティング装置と化します。DMPには暴対なオーディエンスデータが蓄積、保有されているため、そのデータをSSPとDSPに割らすことでユーザーが必要としているデータが表示される機会が増えます。広告主、媒体者、ユーザーの三者間にとって有益なデジタル広告の仕組みが完成します。

b→dash
TREASURE DATA
Audience One
等があります。

SSPとは

SSPは、Supply-Side Platform の略です。

広告を提供する(Supply)側、つまり広告枠を持つウェブサイトやアプリのオーナーなどが、広告主に広告枠を提供するためのプラットフォームです。SSPを使用することで、ターゲットユーザーに最も効果的な広告を配信することができます。

 ー広告枠をなるべく高く買ってもらいたい媒体社(メディア)のためのサービス

・サイト毎の想定eCPMを算出

・DSPからRTBでリアルタイムに入札された単価を受け取る

・一番高額と判定されたDSPに広告をリクエスト

Geniee SSP
GMOSSP
Fluct

などが主なSSPです。

DSPとは

DSPは、Demand-Side Platform の略です。

広告主(Demand)側が、なるべく広告費をかけずに売上を達成するためのプラットフォームです。DSPは広告出稿の費用対効果を高めることを目的としている広告主向けのサービスで、目的に応じたマーケティングをすることができます。

-広告出稿の費用対効果を高めたい広告主のためのサービス

・広告在庫の買い付け、広告配信、掲載面・オーディエンスのターゲティング等を一括して行うことができる

・複数のSSPと接続することで、広告主の求める在庫を必要な時に必要な分だけ確保することが可能

・広告主自身が保有するデータ(1st party Data)、第三者から購入したデータ(3rd party Data)を元に、マーケティング目標に応じてカスタマイズしたオーディエンスターゲティングが可能

MicroAD
Logicad
Criteo

などが主なDSPです。

以上のように、DMPはデータを収集し、分析するプラットフォーム、SSPは広告枠を提供するプラットフォーム、DSPは広告枠を購入するプラットフォームです。これらのプラットフォームは、ターゲットユーザーに最も効果的な広告を配信するために連携して使用されます。

それぞれの強みと弱み

DMP、SSP、DSPそれぞれの強みと弱みを簡単にまとめると以下のようになります。

DMPの強み
  • データを収集し、分析することで、ターゲットユーザーを細かく分類することができる。
  • 広告主がターゲットユーザーに対してより効果的な広告を配信するための情報を提供することができる。
DMPの弱み
  • データの収集や分析には時間とコストがかかる。
  • データの収集や分析にはプライバシー問題が伴う。
SSPの強み
  • 広告主は、ターゲットユーザーに最も効果的な広告を配信するために使用することができる。
  • 広告枠を自動的に販売することができるため、広告主は、手間を省くことができる。
SSPの弱み
  • 広告枠の価格が低下する可能性がある。
  • 広告主が望むターゲットユーザーに広告を配信することができない場合がある。
DSPの強み
  • 広告主がターゲットユーザーに対してより効果的な広告を配信することができる。
  • リアルタイムで広告枠を購入することができるため、広告主は、需要に応じて広告枠を購入することができる。
DSPの弱み
  • 広告枠の価格が高騰する可能性がある。
  • 広告主が望むターゲットユーザーに広告を配信することができない場合がある。

運用のコツ

DMP、SSP、DSPの強みと弱みを踏まえたうえで、それぞれの運用のコツは以下のようになります。

DMPの運用のコツ:

  • 目的に合わせたデータの収集と分析を行う。
  • データの収集や分析には時間とコストがかかるため、効率的な方法を模索する。
  • 収集したデータが古くなる可能性があるため、定期的にデータの更新を行う。
  • プライバシー問題に配慮し、データの取り扱いには注意。
  • 収集したデータを活用して、広告主がターゲットユーザーに対してより効果的な広告を配信するための情報を提供することが重要。

SSPの運用のコツ:

  • 広告枠の価格が低下する可能性があるため、広告主が望むターゲットユーザーに広告を配信することができない場合がある。
  • 広告枠の価格を設定する際には、競合他社の広告枠の価格や、広告主が望むターゲットユーザーに対する需要を考慮する。
  • 広告枠のフォーマットは、バナー広告、テキスト広告、動画広告などがあるため、広告主が望むフォーマットに合わせた広告枠を提供する。

DSPの運用のコツ:

  • 正確なターゲティングを行うために、広告主が設定した条件に基づいて、正確なターゲットユーザーを設定する。
  • 広告枠の価格が高騰する可能性があるため、需要に応じて広告枠を購入することが重要。
  • 広告枠のフォーマットは、バナー広告、テキスト広告、動画広告などがあるため、広告主が望むフォーマットに合わせた広告枠を提供する。
  • キャンペーンの成果を分析し、改善点を把握することが重要。

まとめ

今回は「DMP」「SSP」「DSP」について簡単に説明しました。DMP、SSP、DSPを上手く活用することで、広告のターゲット精度を高めることができ、広告取引の効率化が可能になります。それぞれの特徴を理解し、自社にあったプラットフォームは何かを吟味して導入してみるとよいでしょう。

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