飲酒運転撲滅

2022年も年末が近づいてきました。今年はFIFA World Cupがカタールで開催され、大いに盛り上がりましたね。
コロナ禍という環境は変わらないものの、外で飲み会に行かれる機会が増えた方もいるのではないでしょうか。今回は、年末の飲み会に向けて知っておきたいアルコールの豆知識を紹介したいと思います。

飲酒運転について

改めまして、皆さん飲酒運転は絶対にしないようにしましょう。ちょっとぐらいなら大丈夫でしょ。その思い込みが後になって後悔しても遅い状況を作り出します。

法律上、飲酒運転は下記の２つに分類されます。

酒気帯び運転では、運転手が吐き出す息(呼気)のアルコール濃度によって違反の点数が異なります。
一方、酒酔い運転はアルコールの影響によって車の運転に支障をきたしている状態で運転すること、で定義されており警察官と正常なやりとりができるかがポイントになってきます。

それぞれの行政処分の内容は以下の通りです。

呼気１リットル中のアルコール量・数値	刑事処分	点数	行政処分
酒気帯び運転：0.15mg未満	なし	なし	なし
酒気帯び運転：0.15mg以上～0.25mg未満	3年以下の懲役又は50万円以下の罰金	１３点	免停90日(*前歴がある場合は免取り）
酒気帯び運転：0.25mg以上	↑	２５点	免許取り消し処分（欠格期間２年）
酒酔い運転	5年以下の懲役又は100万円以下の罰金	３５点	免許取り消し処分（欠格期間３年）

酒酔い運転の方が違反として重い処分が科されることがわかりますね。また、運転手の周囲の方にも影響があることはご存知でしょうか？
もしも、運転手が酒気帯び運転 or 酒酔い運転のをした場合、車を貸した人（車両提供者）にも次のような影響があります。

	刑事処分
酒気帯び運転	3年以下の懲役又は50万円以下の罰金
酒酔い運転	5年以下の懲役又は100万円以下の罰金

また、同乗者においても運転手に飲酒をさせてしまうと以下の通り、罰則が与えられます。

	刑事処分
酒気帯び運転	3年以下の懲役又は50万円以下の罰金
酒酔い運転	5年以下の懲役又は100万円以下の罰金

もちろん、お酒に酔って事故を起こすことがあれば、これ以上の処罰が与えられることは自明です。自分の周りの方も不幸にする可能性があることを忘れないでください。

意外なアルコール製品

実はこんな製品にも！？アルコールが含まれている製品は多数あります。前述の酒酔い運転は飲んだアルコール量で決まるものではないため、お酒に弱い人はどんな食べ物にアルコールが含まれているか把握しましょう。意外にもアルコールが含まれている製品を列挙します。

上記はアルコール量が少ないものの、摂取後すぐの場合はアルコール検知器が反応する可能性があります。
ノンアルコールドリンクはアルコール度数が1度未満であればノンアルとして表記可能であるため、本当に0%のものもあればそうでないものあることを理解して注意していきましょう。

飲んでも飲まれるな（アルコール分解時間）

アルコールを分解する時間は個人差がありますが、一般的にアルコール20g(日本酒１合）を分解するのにかかる時間は3〜４時間程度と言われています。
重ねて、アルコールを分解する時間は個人差はありますが、１時間で抜けるアルコールの量を下記の計算方式で表すことができます。

例えば、体重60kgの成人男性であれば、１時間で抜けるアルコール量は6gとなります。
先の日本酒の例でもあったように、アルコール量が20gであれば、アルコールを分解するために約3~４時間を要することが分かります。

ちなみに、血中アルコール濃度を下げるために水を飲むと考えられる方もいらっしゃるかもしれませんが、そのような現象は起こりません。
しかし、アルコール以外のものを飲むことで多量のアルコール摂取を抑制し、脱水症状を防ぐといった観点は有効なため飲み会では進んで飲むようにしましょう。

まとめ

今回は普段のWebマーケティングに関する記事とは変わって、飲酒運転を撲滅すべくアルコールの豆知識について紹介しました。
楽しく飲酒するために、飲み会の場には車で行かない、参加する仲間の帰宅方法を確認する、そうやって皆で飲酒運転を未然防止するよう心がけていきましょう。

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