Web広告は計測をきちんとしないと意味がない??欠かせない「広告計測タグ」を紹介
Web広告において広告計測のタグは必須の知識です。しかし、そもそものタグの仕組みや設置方法についてよくわからない方も多いのではないでしょうか。安心してください。今回の記事では、そんな広告計測タグについて簡単に概要をわかりやすく説明していきます。
目次
計測タグとは?
Web広告において、計測タグとはHTMLで記されたコード(ソース)のことです。HTMLには、「タイトルは何か」「何色で表示するのか」「何の画像を表示するか」といったブラウザーへの「指示文」が書かれています。主に広告のアクセス集計や、分析ツールの設定で利用します。このタグを設置することで、ユーザーの属性や行動履歴等がわかり、データ収集や分析を行うことができます。
ソースを見るためには、Windowsの場合は「Ctrl+U」、Macの場合は「Command+Option+U」で確認できます。(下図はMacで表示した場合)
タグの設置方法
タグを設置するためには、基本的には分析したいページにタグ用のソースを貼り付けることでタグとして機能させます。一般的には、Webサイトの<head </head>, <body> </body>で構成されるソースの中に貼り付けます。よくある間違いとしては、元々記述されたソースを上書きしてしまったり、打ち間違えにより正しく機能しないことがあるので注意してください。
タグの種類
広告運用について重要なタグは大きく分けて2種類あります。
①コンバージョン測定タグ
コンバージョン測定タグとは、広告の効果測定を行うためのタグです。CVタグとも呼ばれます。Webサイトから広告をクリックし商品を購入する、または申し込みを行うなどの行動を測定することができます。
CVタグの仕組みとしては、商品購入後のサンクスページが表示されるよう設定することで、広告をクリックし、商品の購入したという情報が取得可能になります。
CVタグがない場合は、広告と商品購入の紐付けができず、効果が測定できません。
CVタグによる記録は広告や計測ツールの管理画面から確認することができます。
②リターゲティングタグ
リターゲティングタグとは、一度Webサイトに訪問したことがあるユーザーに対して、もう一度サイトへ誘致するタグです。このタグによって訪問したユーザーにCookie(クッキー)が付与され、そのユーザーに対してターゲティングが可能となります。Cookie(クッキー)とは、訪問したユーザーに対し、一時的にマーキングを付ける仕組みのことです。ただし、ユーザーがCookieを拒否、または削除している場合はターゲティングが出来ないため注意してください。
一度Webサイトに訪問したことがあるということは、潜在的な興味・関心がある可能性が高く、商品購入に至るユーザーの可能性が高いため、リターゲティングタグを設定することは非常に効果的と言えるでしょう。
※GTMとは
Google Tag Manager(GTM)とは?
一方でタグの種類が増えていくとその管理が難しくなってきます。そんな時に活用すべきなのがGTMなのです。
※タグマネのログインはコチラ
Google Tag Manager(GTM)とは、様々なタグを一括で管理することが可能となるGoogleが提供する無料タグ管理ツールです。Google広告やSNS広告などのデータ計測を「タグ」で一括管理できます。タグを使用することで、初心者でも容易に広告の計測管理ができるようになるため、Webマーケティングでの効果測定を行う際には非常に便利なツールとなるでしょう。
Google Tag Managerの活用例
GTMのタグには、Webマーケティングで活用される多くの媒体をカバーしています。以下の表に設置できるタグの種類とその機能についてまとめたので参考にしてください。
まとめ
本日は、Web広告において重要な計測タグについて説明しました。
Web広告の特徴とも言えるターゲティングや効果測定に欠かせないため、タグの知識をしっかりと身につけて活用していきましょう。また、タグの一括管理が可能となるGoogle Tag Managerについても紹介しました。スピード感が求められるこの業界では業務の効率化のために便利なツールを積極的に活用していきましょう。
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