「Yahoo!広告」について

検索エンジンとして有名なYahoo!JapanとGoogle。今回はGoogle広告に引き続き、Yahoo!広告について紹介します。

目次
  • Yahoo!広告とは
  • フォーマットの種類
  • Yahoo!広告の特徴
  • Yahoo広告のメリット・デメリット
  • Yahoo広告のターゲティング
  • 運用のコツ
  • まとめ

Yahoo!広告とは

Yahoo!Japanが運営するサービスに広告を掲載できるサービスです。
主にパソコンを使用しているユーザー50代以上のユーザーが多く、若年層のユーザーが多いGoogleと利用者が異なります。

フォーマットの種類

Yahoo!広告の出稿は大きく分けて検索広告(リスティング広告)とディスプレイ広告(YDA)があります。

検索広告(リスティング広告)

Yahoo! JAPANで検索を行うと、検索ページの画面上部に広告が表示されます。
この広告は、ユーザーの検索キーワードに関連する広告を表示します。検索広告(リスティング広告)に関しては以前のブログで紹介したので、詳細はこちらをご覧ください。

ディスプレイ広告(YDA)

Yahoo!のディスプレイ広告(YDA)は、テキストや画像、動画を使ったさまざまな種類の広告が選択できます。
Yahoo! が運営する検索エンジンであるYahoo!JAPANをはじめ、Yahoo!ニュース、ヤフオク!などの広告枠に表示する広告を指し、多様なパートナーサイトにも配信可能です。

Yahoo!広告の特徴

Yahoo!広告の強みとして、スマートフォンにおける検索エンジンのシェア率として25%を占めています。
また、会社勤務の若年層やスマートフォンを使うユーザーが多いGoogleに対して、高年齢、PCを使うユーザーが多いという特徴があります。
検索広告のパートナーサイトの特徴としては、『Microsoft Edge』『Internet Explorer』既定検索エンジンである「bing」の検索結果に掲載できることが強みです。




また、ディスプレイ広告では、パートナーサイトの『LINE』、『食べログ』、『クックパッド」などの広告枠に出稿可能です。
皆さんが使用しているLINEの『LINE NEWS』に商品やサービスを訴求したい場合には、ぜひYahoo!を使用してみてください。

Yahoo!ユーザーの特徴

Googleと比較すると、Yahoo!ユーザーには主婦層、定年退職者が多く、Amazonや楽天市場といったポータルサイトを利用して、医薬品日用品といったカテゴリを調べることが多いといった特徴を持つようです。
(参考:ネット検索で Google を使う人、Yahoo! を使う人の特徴を分析してみた | [マナミナ]まなべるみんなのデータマーケティング・マガジン)

Yahoo広告のメリット・デメリット

ここで、Yahoo広告のメリットとデメリットについて紹介していきます。

Yahoo広告のメリット

①国内最大級のポータルサイトへ広告を出稿できる

Yahoo!広告は、国内で最大級のポータルサイトであるYahoo!JAPANの検索結果に広告を出稿できることが大きなメリットです。検索結果だけでなく、「Yahoo!ニュース」や「Yahoo!知恵袋」「ヤフオク!」など、Yahoo!提携のさまざまなサービスに広告出稿できます。また広告出稿するのは法人サイトがメインなので、信頼性の高い媒体で掲載できるので広告運用の質が期待できます。

②信頼できる媒体で広告掲載できる

Yahoo!広告の広告配信先は、Yahoo! JAPANの提携する大手企業のサイトが中心となります。一方で同類であるGoogleの広告はGoogleだけでなく、YoutubeやGoogle Play等の不特定の個人のスペース等に表示される可能性があります。このことから、Yahoo!広告の配信先は、一般的に評価の高い信頼できる媒体とされるため、安心して活用できます。

③フォーマット別に予算管理しやすい

Yahoo!広告では、上記の通り、検索広告とディスプレイ広告がありますが、それぞれ管理画面が分かれており、内部のアカウントも分れています。このため、予算管理も別々のものとなり、予算配分がしやすい点がメリットです。

Yahoo広告のデメリット

①管理が複雑

Yahoo広告のデメリットの一つとして、管理が複雑な点が挙げられます。リスティング広告やディスプレイ広告など、複数の種類の広告を並行して運用する場合は、それぞれの管理画面で管理する必要があります。Googleのアクセス解析ツール(Google Analytics)などを利用する場合、パラメータを使ったタグ入れなどの設定が必要となります。自社で広告運用する場合は、管理・分析に手間がかかる可能性があります。

②広告文の審査が厳しい

同類であるGoogleリスティング広告より、広告文の審査が厳しく審査に落ちやすいというデメリットがあります。

Yahoo広告のターゲティング

Yahoo!広告には大きく分けてリスティング広告とディスプレイ広告があると紹介しましたがここでは、それぞれのターゲティングについて紹介します。

検索広告におけるターゲティング

リスティング広告には以下のターゲティングがあります。

  1. サイトリターゲティング
  2. デバイスターゲティング
  3. 地域ターゲティング
  4. 曜日・時間帯ターゲティング

1.サイトリターゲティング

サイトリターゲティングとは、過去に自社サイトに訪問したユーザーに対して配信するターゲティング機能です。商品やサービスを引き続き探しているユーザーに広告配信できるため、高いコンバージョン率が期待できます。

2.デバイスターゲティング

スマートフォンやPCなど、配信するデバイスを指定するターゲティングです。特定のデバイスのユーザーへターゲティングしたい場合、入札価格率を調整しスマートフォンユーザーやPCユーザーへの広告配信率をコントロールできます。

3.地域ターゲティング

特定の地域に住むユーザーに広告を配信する、もしくは広告の配信から除外するターゲティングです。自社がアピールしたい地域を選択しターゲティングを実施できます。

4.曜日・時間帯ターゲティング

指定した曜日・時間帯にのみ広告配信ができます。例えばBtoB企業のターゲットユーザーは、18時以降や休日に情報収集することは少ないため、その時間帯を避け、広告配信する時間を指摘できます。

ディスプレイ広告におけるターゲティング

ディスプレイ広告のターゲティングは以下の通りです。

  1. デモグラフィックターゲティング
  2. オーディエンスリストターゲティング
  3. サーチキーワードターゲティング
  4. オーディエンスサイズカテゴリーターゲティング
  5. サイトカテゴリーターゲティング
  6. プレイスメントターゲティング
  7. コンテンツキーワードターゲティング

量が多いので以下表に特徴をまとめました。それぞれの機能を駆使し、最小限の費用で最大限の成果を得ましょう。

運用のコツ

ここまでYahoo広告の特徴やターゲティングについて紹介してきましたが、設定方法によってはコストが必要以上に上がってしまうため注意が必要です。ここでは広告の運用のコツについて紹介します。

フォーマットの種類の決定

これまでYahoo広告には、大きく分けてリスティング広告とディスプレイ広告があると紹介してきましたがそれぞれの特徴を考慮し、どちらが最適なのかを判断しましょう。例えば、リスティング広告は、特定のユーザー層へアプローチが容易であるため、資料請求や売り上げアップが広告配信の目的がであれば、オススメです。一方で、ディスプレイ広告では、視覚的に広告を配信できるため、認知度向上ブランディングが目的の場合おすすめとなります。広告配信の目的を明確にして、使用する広告種を見定めましょう。

「ペルソナ」を意識する

前項にてターゲティング方法について紹介しましたが、適切なターゲティングを行うにはぼんやりとターゲット層をイメージするだけでなく、具体的なユーザー像である「ペルソナ」を意識しましょう。自社商品を必要とするユーザーの性別、年齢、年収、生活スタイルまで想定することでペルソナを設定し、ターゲティングを決定していきましょう。

分析とアクションを繰り返す

運用のコツについて紹介してきましたが、結局いきなり最適な方法での広告の配信はできません。Yahoo!広告の運用からしばらくすると、広告データが蓄積するので、データの分析をし、ターゲティング設定を見直しましょう。また、ユーザー興味や行動は日々変化するため、定期的にターゲティング設定の修正が必要になります。分析とアクションを繰り返すことで、最小限のコストで最大限の効果を上げていきましょう!

まとめ

今回はYahoo!広告について紹介しました。
商材やサービスによって適切な広告が異なりますから、よく吟味して選択するようにしましょう。
今回もお読み頂きありがとうございました!

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