『Instagram広告』の概要と成果を出すポイント

昨今さまざまなSNS広告があります。今回はその中でも若者や女性の利用が多いInstagramに掲載されるInstagram広告について解説していきます。

種類特徴ユーザー備考
Facebook日記
実名登録
30代以降
社会人
物販向き
B to B向け
Youtube動画
匿名
若年層~年配確実に目に入る
Instagram写真、動画
匿名
10代~30代
女性利用者が6割
物販向き
TikTok動画
匿名
10代~20代利用者が伸びてる
X(旧Twitter)テキスト拡散
匿名
10代~50代拡散性がある
代表的なSNS

Facebook広告とInstagram広告

順位種類世界利用者数
1Facebook約29億人
2Youtube約25億人
3Instagram約15億人
4TikTok約10億人
5X(旧Twitter)約4億人
表1. 世界の主要SNSの月間アクティブユーザー数(2022年1月)

参考:総務省トップ > 政策 > 白書 > 令和4年版 > SNS

InstagramとFacebookはともに「Meta社(旧Facebook)」が運営するSNSで、どちらも多くの利用者が世界中にいます。まずはこれら2つに掲載できる広告について簡単に説明していきます。

Facebook広告について

Facebook広告の特徴

Facebook広告の特徴とは、そのターゲティング精度の高さにあります。Facebookは実名登録制であるため、得られる情報が正確(性別、年齢、既婚・未婚、居住地、、、etc.)なことが最大の強みです。加えて、長尺動画や、画像の複数投稿、リンクのシェアなど様々な広告フォーマットを利用できることも魅力です。

Facebookを利用する人口は、29億人を超えており、代表的なSNSツールの中で最大規模(表1)であります。筆者自身、海外で連絡先を交換する際、利用したのはFacebookでした。日本では2,600万人であり、利用する年齢層は30〜50代のいわゆるビジネス層に強く、Facebookをビジネスシーンにおけるコミュニケーションに利用しているユーザーもいます。したがって、Facebook広告はSNS広告のなかでも、世界向けの発信にも有効であり、日本においては、比較的BtoB企業の広告施策に向いているという特徴があります。

Facebook広告の種類

Facebook広告には、画像広告、動画広告、ストーリーズ広告、スワイプして広告を表示するカルーセル広告、軽量な動画を表示するスライドショー広告などがあり、その中から適した広告形態を選べます。

画像広告

画像1枚とテキスト(3行以内)から主に構成される最も基本的な広告。他の広告に比べて手配が簡単であり、Facebook広告を始めるなら入れておきたい広告です。

動画広告

動画を利用した広告。ユーザーが見ている画面内に広告が表示されると、自動で動画が再生されます。動画であるためユーザーの目に留まりやすいだけでなく、多くの情報を含むことができることが特徴。

スライドショー広告

複数の画像をスライドショー形式で表示させる広告であり、動画を作るのには負担という方におすすめです。また動画に比べて容量が小さいため、比較的ネットの通信速度によらず、ユーザーにスムーズに閲覧させることができます。

カルーセル広告

1つの広告内に複数の画像や動画を掲載できる広告。それぞれを掲載できることで多くの情報を発信できます。またそれぞれの画像・動画にCTAボタン、リンク先を設定できます。なお、CTAボタンは1つの広告に対して1種類のみ設定が可能です。リンク先については、設定した画像や動画ごとにそれぞれリンク先 URL を設定(画像1は商品1、動画2は商品2のリンク)できます。他のカルーセル広告を配信できる媒体(LINE や Twitter など)は、1つの画像に対して1つの URL しか設定できませんが、Facebookでは複数設定できることが強みとなります。

Instagram広告について

Instagram広告の特徴

Instagramは世界で10億人以上、日本でも3300万人のアクティブユーザーがいる人気のSNSプラットフォームです。現在もユーザー数は増加傾向にあり、日本では4人に1人が利用している状況です。

InstagramはFacebookと同じMeta社のサービスであるためFacebook広告とほぼ同様な形式で広告を出稿できます。ユーザーの居住地、性別、年齢、家族構成、行動パターンが分析できるため、精度の高いターゲティングが可能となります。広告を見せるユーザーをうまく絞り込めれば、アピールしたいユーザー以外に広告が表示されないので、高い費用対効果を期待できます。

また世界でも利用者が多いことや、ビジュアル的な広告がメインとなるため、言語の障壁が低く、世界中のユーザーへ広告発信しやすいのも特徴です。また、日本においては女性の使用が多いことも特徴です。男女比率では、約4:6で女性の利用者数の方が多く、10代~20代の利用者割合が高いです。


参考:国内利用者のInstagram活用の現状

Instagram広告の費用

ここからはInstagram広告に絞って解説をしていきます。

Instagram広告には以下の4つの課金方式があります。

課金方式課金タイミング費用相場
CPM(Cost Per Mille)広告が1,000回表示されるごとに費用が発生0.2円〜1円
CPC(Cost Per Click)広告がクリックされるごとに費用が発生40円〜100円
CPV(Cost per View)広告動画が10秒以上再生されるか最後まで再生された場合に課金4円〜7円
CPI(Cost Per Install)アプリのダウンロード数に応じて費用が発生100円〜200円

それぞれの課金方式について詳しく紹介します。

  • CPM(Cost Per Mille)
    CPMは広告が1,000回表示されるごとに費用が発生する課金方式です。1表示あたりの相場は0.2円から1円程度です。この方式は、広告の露出回数を増やすことが目的となります。つまり、多くのユーザーに広告を見せることでブランドの認知度を向上させる効果が期待されます。特にブランドイメージの向上や新たな顧客を獲得したい場合に有効です。
  • CPC(Cost Per Click)
    CPCは広告がクリックされるごとに料金が発生する課金方式です。1クリックあたりの費用相場は40円から100円です。この方式は、商品の購入促進やアプリのダウンロードページへの誘導など、外部サイトへのユーザー誘導に適しています。ユーザーが誤ってクリックをした場合も料金が発生するため、効果的な広告配信には慎重なターゲティング設定が必要です。
  • CPV(Cost per View)
    CPVは動画広告の再生時間に対して発生する料金形態です。1再生あたりの相場は4円から7円です。動画広告は情報量が多く、ブランドストーリーや商品情報の広告に効果的です。魅力的な映像とメッセージを通じて、ユーザーの興味を引きつけ、ブランドの認知度や理解を高めることができます。一方で興味のないユーザーは動画を見ない可能性が高くなります。そのため、広告のターゲティングが重要であり、適切なオーディエンスに配信することで効果を最大限に引き出すことができます。
  • CPI(Cost Per Install)
    CPIはアプリのインストールごとに料金が発生する課金方式です。1インストールあたりの相場は100円から150円です。アプリの普及や利用促進を目的としたキャンペーンに適しています。アプリのインストール数を増やしたい場合や、新しいアプリのローンチ時に効果的な広告手段となります。

Instagram広告の最低限出稿可能な予算は100円ですが、この金額だけでは期待する効果は得られません。Instagram広告を活用する際の費用目安は1ヶ月で約3万円の予算を設定すると良いでしょう。ただし、この金額も商材やターゲットによって変わるため、後々の分析材料として活用し、調整していくことが重要です。
Instagram広告ではインプレッション課金が基本となるため、どれくらいのユーザーにリーチしたいのかを考慮して無理のない予算設定を行いましょう。効果的な広告キャンペーンを展開するためには、適切な予算とターゲティング設定が必要となります。初めての試みであれば、少しずつ試行しながら、成果を出すための最適な予算設定を見つけていくことが大切です。

Instagram広告の種類

Instagram広告には以下
写真広告、動画広告ストーリーズ広告カルーセル広告コレクション広告発見タブ広告の6種類があります。

広告フォーマット特徴
写真広告画像や写真を使った広告で、フィード投稿と同じように表示。広告と感じにくく身近に感じられる。
動画広告動画を使った広告で、情報量が豊富。商品情報だけでなくブランドストーリーや共感を伝えることができる。
ストーリーズ広告24時間で消えるストーリーズに広告を掲載。縦型のフルスクリーンでダイナミックに表示される。
カルーセル広告1つの広告で10の画像・動画が配信でき、それぞれに異なるリンクを付けることが可能。
コレクション広告カタログ式のフォーマットで商品の発見から購入までを促す。
発見タブ広告発見タブ内に特定の投稿を配信でき、パーソナライズされた情報を求めているユーザーにリーチ。

それぞれの広告フォーマットについて詳しく紹介します。

  • 写真広告
    写真広告は、1枚の画像とテキストで構成されたシンプルな形式で、CTAボタンも設置可能です。主にユーザーをリンク先へ誘導したい場合に向いています。この広告形式は、フィード投稿と同じように表示され、ユーザーが広告と感じにくく、身近に感じられることがメリットです。シンプルながらも目を引く画像と魅力的なテキストを組み合わせることで、ユーザーの興味を引きつけることができます。
  • 動画広告
    動画広告は、動画とテキストで構成されており、基本フォーマットで動画クリエイティブを活用した広告配信が可能です。この広告形式は視覚的な要素が豊富であり、商品やサービスの情報だけでなく、ブランドストーリーや共感を伝えることもできます。魅力的な映像とメッセージを組み合わせることで、ユーザーの心を捉え、ブランドの認知度アップに効果があります。静止画やテキストだけでは伝えきれない情報を効果的に伝えることができるため、商品やサービスの魅力をリアルに伝えたい場合に特に有効です。
  • ストーリーズ広告
    ストーリーズ広告は、Instagram内でも人気のコンテンツであるストーリーズ内に広告を配信することができます。画像や動画の形式が可能で、一般のストーリー投稿の間に広告が表示されるため、自然にユーザーの目に留まります。ユーザーのリアルタイムな投稿を見ることができるストーリーズは、Instagramユーザーが日常的に利用しているため、広告効果が幅広いユーザーに期待できます。ストーリーズ広告を活用することで、手軽に魅力的なコンテンツを提供し、ユーザーとのエンゲージメントを高めることができます。
  • カルーセル広告
    カルーセル広告は最大10個の画像や動画を表示し、それぞれに個別のリンクを設置できる広告形式です。この形式は、商材のさまざまな特徴や複数の商品を効果的に紹介したい場合に非常に向いています。1つの広告内で複数の画像や動画を使用することで、商品の特長や利点を一度に伝えることができます。また、個別のリンクを設置することで、ユーザーを特定の商品ページやサービスへ誘導することができます。フィード投稿と同じように表示されるため、ユーザーにとっても自然な形式で情報を提供することができます。
  • コレクション広告
    コレクション広告は、複数の写真や画像をまとめた広告形式で、メインの画像や動画の下に複数の商品画像を掲載し、カタログのような広告になります。この広告形式では、気になったユーザーが広告をタップすると、商品詳細のページが表示され、さらにタップすれば商品購入ページまで簡単に移動できる仕組みとなっています。潜在顧客が簡単に商品購入ができるため、ネットショップオーナーやECサイト、ネット通販などの企業にとって非常に魅力的な広告です。
  • 発見タブ広告
    発見タブ広告は、ユーザーごとの興味関心に合わせて投稿が一覧で表示される特別なタブです。ユーザーが発見タブの投稿をタップすると、フィード投稿と同じように表示されます。さらにスクロールすると、発見タブ広告が表示される仕組みとなっています。発見タブはユーザーごとに表示される投稿内容が異なるため、個別の興味関心に合わせた投稿が表示されることが特徴です。ユーザーは日常的に何気なく発見タブを見ることが多いため、広告としても効果的な場所となっています。

Instagram広告で成果を出すポイント

ターゲットを明確に設定する

広告配信を始める前に、ターゲットを明確にすることがインスタグラム広告の一番のポイントです。ターゲットを設定することで、興味を持ってもらえる配信方法や場所を推測することができます。さらに、興味・関心が惹かれる画像や動画を用意することも可能になります。

インスタグラム広告を効果的に活用するためには、店舗や商品のターゲット層をしっかりと調査し、性別や年齢、住んでいる地域などに応じて広告を出稿しましょう。無駄な広告費を使わず、本当に興味を持ってもらえるターゲット層にリーチすることが大切です。ターゲットを明確にすることで、効果的なインスタグラム広告を展開しましょう。

インパクトのある画像・動画を作る

現在、オンライン広告が主流となっているため、SNS上に広告を出稿する企業も多いです。ユーザーにとってはSNS広告自体が目新しさを欠いているため、ユーザーの興味を引く素材を制作することが重要です。

特にインスタグラムの広告は、すべて画像や動画で構成されるため、視覚的なインパクトが重要です。細部までこだわったおしゃれな動画や利用シーンが明確にイメージできる画像など、広告の強みを明確にしましょう。

また、ターゲットの好みや興味関心に合わせた画像や動画を制作することも大切です。ユーザーの目を引くクオリティの高い広告を作成し、他の投稿と差別化することで、広告効果を高めましょう。

効果測定とPDCA

PDCAサイクルを回して常に改善を図ることが重要です。仮説の対象はターゲティング、訴求ポイント、広告素材など様々な要素です。これらの仮説を立てて数週間かけて検証し、成功や失敗の要因を見つけましょう。ただし、PDCAサイクルを短いスパンで回しすぎると、正確な結果が得られにくいことに注意が必要です。

広告効果を高めるためには、広告出稿後に効果測定を行いながらPDCAサイクルを回していくことが大切です。数週間の期間をかけてリサーチや検証を行い、常に改善に取り組んでください。効果測定の繰り返しによって、広告の内容を客観的に評価し、適切な改善を行うことができるので、費用対効果の向上につながります。

まとめ

今回はインスタグラム広告について紹介しました。
インスタグラム広告は多様な形態があり、費用やアプローチも異なります。効果的な広告を低予算で得るためには、目的やターゲットに合わせた広告配信が重要です。自身で行うことが難しい場合や効果が出にくい場合は、Instagram運用のプロに相談することもおすすめです。今回もお読み頂きありがとうございました!

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